福島・飯舘村で生産されたイチゴが出荷されることになり、東日本大震災後、飯舘村の農産物の出荷は初めてとなる。
出荷を再開するのは、震災前から飯舘村でイチゴを栽培していた「いいたていちごランド」。
栽培される地区は、避難指示解除準備区域に指定されていて、ビニールハウスの張り替えや周辺の除染作業を行うなどして、準備を進めてきた。
県の調査で、放射性物質が検出されなかったことから、出荷を決めたもので、飯舘村で栽培された農産物が出荷されるのは、震災後初めてのこと。
生産者の佐藤 博さんは「村の農業再開のきっかけになってほしい」と話していた。
イチゴはケーキ用のもので 名古屋の市場で取引され、クリスマスまでにおよそ1トンが出荷される予定となっている。